この記事は、前回の記事の続きの東京のおすすめの喫茶店(後編)です。
現役のコーヒー屋さんの店主がカフェ激戦区の渋谷や六本木エリアの老舗喫茶店を紹介します。
この記事を読むとデートやお一人様喫茶の素敵な時間を過ごすことができるので、よかったら参考にしてみてくださいね。
前編はこちら!
喫茶店に入りたいけど、どこが良いか迷っている人
本格的なネルドリップの珈琲を飲みたい人
駅から近いゆっくりできる喫茶店を探している人
後編は渋谷や六本木エリアの喫茶店を紹介します!
①六本木・乃木坂エリア
カフェ・ド・ラペ
カフェ・ド・ラペ
・所在地:〒107-0062 東京都港区南青山1丁目15−22
・アクセス:乃木坂駅から165m
東京メトロ千代田線【乃木坂駅】徒歩2分
都営地下鉄大江戸線【六本木駅】徒歩8分
・営業時間:11:00~23:00(早仕舞いあり) 定休日:不定休
乃木坂駅を降りて、ギャラリー間の少し先にある隠れ家のようなお店 「カフェ・ド・ラペ」。
創業1981年の老舗です。ヨーロッパのパリを思わせるような洋風なお店です。
特徴はあまり飲食店では見かけないサンルームがついている点です。
客席が広くて比較的ゆったりとしているので、贅沢な時間を過ごすことができます。
レアチーズケーキに感動し、今まで食べた中で一番美味しいと感じています。フレッシュチーズで作られるケーキは食べたことない美味しさ。ベリーのソースと相性抜群です!
口の中に入った瞬間に溶け出すレアチーズケーキ。ほろりふわりという言葉が似合うケーキです。
珈琲の器は、女子が喜びそうなデザインのものです。
珈琲はガツンと濃いものから二層が美しいオーレ・グラッセ、珈琲が飲めない方も楽しめる紅茶などあります。
※お支払いは、サンルームや開放的な席や死角のある席が多いため前払い。
2.カファ・ブンナ
カファ・ブンナ
・所在地:東京都港区六本木7-17-20 明泉ビル 2F
・アクセス:東京メトロ日比谷線「六本木駅」2番出口から、徒歩2分
・営業時間 : 12:30~19:00 定休日:水曜日、不定休
六本木駅から徒歩数分の場所にある1972年創業のカファ・ブンナ。数ある喫茶店の中でも古い方で、老舗喫茶になります。
つい最近まで休業でしたが、営業再開されて嬉しいです!
近くには六本木ヒルズ、国立新美術館があり、目の前を通ったことがあるひとも多いのではしょうか?
店内はCDが沢山あり、店主さんも口ずさんでいたり、たまに歌っていたり愉快な印象です。
熱すぎない程よい温度のカフェオレがおすすめです。
あまり人肌くらいの温度でお店で飲むことがないので新鮮です。お菓子も美味しいですが、港区の最高の立地で優雅なひと時が過ごせると思いますので、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
②下北沢エリア
3.カフェ・ヴォルール・ドゥ・フルール 花泥棒は珈琲屋さん
カフェ・ヴォルール・ドゥ・フルール
・所在地:東京都世田谷区北沢2-26-17 TSKビル 2F
・アクセス:下北沢駅北口から徒歩6分
・定休日:12:00~20:00 定休日:無休
フランス語で書くと ”Voleur de Fleur”。日本語の意味は ”花泥棒” なので、通称「花泥棒」として親しまれてきた喫茶店です。
原宿に1店舗、下北沢に3店舗、合計4店舗のお店があります。看板が特徴的なので、見たことある人も多いのではないでしょうか。
個人的には2階にある下北沢店がお気に入りです。赤いベンチシートとガラスの美しいしきり板、柱などの曲線美が特徴で、ヨーロッパの貴族になった気分になれる喫茶店です。
珈琲もおすすめですが、実はどハマりしているのは冷たいアップルティーとガトーショコラの組み合わせです。
香りがとても良いアップルティーは形の綺麗な氷と薄い赤色のアップルティーがワイングラスで提供されます。グラスに口をつけるとフワッと香り、癒しの時間となるので、おすすめです。
フルールブレンドはガツンとしている印象を受けますが、ヴォルールブレンドは酸味があります。
しっかりコクも苦味も程良いバランスの珈琲です。系列店が4店舗もあるので、空いている店舗に行ってみることができるところも魅力だと思います。
4.珈琲屋うず
珈琲屋うず
・所在地: 〒156-0041 東京都世田谷区大原1丁目3−2
・アクセス:下北沢駅西口より徒歩約7分
・営業時間 : 13:00-22:00
下北沢の駅から少し外れたところにある珈琲屋うず。ここは喫茶店ではなく、珈琲専門店です。
ですが、個人的に推しているので、紹介しました。シックな世界観とこだわりの珈琲。渦の中のどこかに迷い込んでしまったような感覚になる不思議な感覚でした。
手廻しロースターによる自家焙煎、ネルドリップコーヒーのお店。その特徴は、かつての大坊珈琲店と同じスタイルの点滴抽出により珈琲を淹れてくださいます。
調べてみたら、店主さんは今はなき青山の大坊珈琲店に閉店までスタッフとして勤められていた方でした。(富士見ヶ丘の慶珈琲店主・宮澤氏も同様です。)
シックな雰囲気で、静かな場所なので、一人で行くのがおすすめです。元々、恵比寿Coffee Tramで4年ほど営業し、下北沢に移転しました。
おすすめはチョコレート。
珈琲はその時の気分で選ぶのが良いですが、木の板に綺麗に並べられた美味しいチョコレートは、珈琲とのペアリング抜群です。
空間と嗜好品を存分に味わい、堪能できる貴重なお店です。
※撮影は手元だけだと思いますので、撮影には十分ご配慮ください。
③渋谷エリア
5.茶亭 羽當
茶亭 羽當
・所在地:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1丁目15−19
・アクセス:渋谷駅東口より徒歩3分
・営業時間 :11:00-23:00 定休日:なし
渋谷駅から歩いて3分程の好立地にある1989年創業の喫茶店です。
ブルーボトルの創業者が惚れたことで有名なお店です。50席ほどあり広いですが、人気店のため、ほぼどの時間帯に行っても満席になっていることが多いです。
長いカウンター席の他にテーブル席も沢山ありますが、大人数より1~2人で利用されている印象が強いです。
クラシックな焦茶色の木をふんだんに使った店内はあたたかみがあり、食器も個性的なものばかりです。飲み物や食べ物は、大きいので満足感があります。
コーヒーは、エイジングコーヒーをペーパーで淹れています。どっしりとくる味わいで、お菓子が進みます。
飲み物は、オレ・グラッセを注文している人が多いのが印象的です。二層に分かれた飲み物はどこに行っても人気だなと感じます。
ワイングラスで提供してくださるので、珈琲の芳醇な香りが鼻を抜けます。
羽冨さんで一番のおすすめは、シフォンケーキです。珈琲と言いたいところですが、美味しいシフォンケーキが大好きです。
食べ応え十分の大きさのシフォンケーキ。その種類も豊富です。
私はいつかホール買いするのが夢です!
まとめ
この記事では、筆者が大好きな東京のおすすめの喫茶店を紹介しました。気になる喫茶店がありましたらぜひ足を運んでみてください。
東京で古き良き喫茶文化を楽しめます。
喫茶店で読みたいおすすめ本
東京喫茶巡り、もっと知りたい方にはこちらの本もおすすめです!写真も美しいので、全部制覇してみたくなります。
東京喫茶録(カフェログ)
コーヒーのお供におすすめのお菓子 手土産にも!
オンラインショップで当店のコーヒー豆やグッズを販売しています。よかったらご覧ください。