コーヒーの勉強を始めたいけど、どの本を読んだら良いかわからないという方がいます。
最近コーヒーに興味をもった初心者の方から本格的にコーヒーを淹れている方まで基礎から学べる本を紹介します。
最近コーヒーに興味を持った人
コーヒーの専門的な知識を身につけたい人
コーヒーを美味しく淹れるコツを知りたい人
この記事では、コーヒー屋の店主が影響を受けたおすすめ4冊の解説をしていきます!
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①「田口護の珈琲大全」田口護
コーヒーの道に進んだ方は一度読んだことがあるかもしれない王道の本です。
著者の田口護さんは、南千住にある「Cafe Bach 」(カフェ・バッハ)を立ち上げた日本のコーヒー界のレジェンド的存在。
「Cafe Bach 」は、ペーパードリップでコーヒーを淹れるスタイルです。
日本だけにとどまらず、海外からもお客さまが足を運ぶほど人気店。店内では店名の通り、バッハのクラシック音楽が流れています。
本書では、生豆の選定からコーヒーの抽出までの流れを一つのシステムとして田口護さんの珈琲学に基づいて説明しています。
コーヒーの基礎を理論から学ぶなら本書が非常におすすめです。
②「コーヒー抽出の法則」 田口護・山田康一
2つ目に紹介する本は、1冊目と同じ著者の田口護さんのコーヒーの抽出を専門的に解説した「コーヒー抽出の法則」です。
自家焙煎の第一人者がコーヒーの抽出について解説した本のため、コーヒーの道へ進んだ人は誰もが読んで勉強する教科書のような本です。
コーヒーを美味しく淹れるためのコツや抽出する道具の説明をわかりやすく、写真を用いて丁寧に解説しています。
読み終えた頃にはコーヒーの抽出についての謎が解決し、様々な道具で抽出を試したくなる1冊。
③「コーヒーの鬼がゆく-吉祥寺「もか」遺聞(中公文庫) 嶋中 労
東京四天王と呼ばれるお店の1つである吉祥寺「もか」の店主標交紀さんのお話。
※東京四天王とは、吉祥寺「もか」(閉店)、銀座「カフェ・ド・ランブル」、南千住「Cafe Bach バッハ」、亀戸「珈琲道場 侍」
銀座8丁目にある「カフェ・ド・ランブル」さんは、コーヒーの神様と呼ばれるほど名店です。
コーヒーにかける熱い想いと情熱をもった標交紀さん。
焙煎と抽出に全身全霊を注ぎ、魂がこもる1杯ができ上がるまでの過程やお店のお話が伺えます。
コーヒーに情熱を注いだ熱き人の思考や生き様が書かれているので、人生観を学ぶことができるおすすめの1冊です。
単行本で読みやすく、小説のような本です!
④「珈琲の表現」蕪木祐介
東京の蔵前にお店を構えるコーヒーとチョコレートのお店「蕪木」の店主蕪木祐介さん著者の本。
様々な時代のコーヒーブームから、現在は簡単に一定の味が楽しめる道具や抽出法が増えました。
蕪木さんは、昔ながらの抽出方法であるネルドリップ抽出をしていて、ネルドリップコーヒーを知る・始めるきっかけとなった方も多いのではないでしょうか。
写真は、蔵前にある蕪木さんの店舗外観
東京の雑踏から抜け出して、非日常空間を体験できる空間に入り、繊細なコーヒーを味わいながら時間を過ごしたことがある方も多くいらっしゃると思います。
蕪木さんの丁寧な仕事ぶりや独特な引き込まれる空気感が本の装丁から伝わります。
蕪木さんの美学と美味しいコーヒーの秘密が垣間見ることができ、世界観に浸ることができます。レシピも載っているので、おすすめです。
ぜひお店を訪れて空間体験をして、本を読んでみてほしい1冊!
まとめ
この記事では、コーヒーの入門本から専門的な本まで取り上げました。
少しでも興味がある方は一度読んでみるとさらにコーヒーが楽しくなるのではないでしょうか?
紹介した本をぜひ読んで、コーヒーを通して豊かな時間を過ごしていただけたら嬉しいです。
当店のコーヒー豆は、オンラインショップで販売しております。よかったらチェックしてみてください!